女子は数学が苦手、とか言われがち…数字を扱うのは出来ても、図形が何となく苦手…という生徒は確かに少なくないかも知れません。
けれども、それは取り組み方次第で、意識も変わるものだ!と私は思っています。
中でも、苦手な生徒が多いのは、立体の切断

実は、この分野には強力な秘密兵器があります。(秘密って言っても、ずいぶん以前から市販されているんですが…)
学研の「受験脳を作る」シリーズにある、その名もずばり「立方体の切断の攻略」(村上綾一著) 2012年が初刷で、私は2013年の第2刷で購入しています。
ジュンク堂の学参売り場でこれを見つけた時には「すごい!!」と感動したのを覚えています。 先日確かめたら、今も売り場に並んでいました。(ま、時代の趨勢で、かなり値上がりしていましたが…。)
図形がピンと来ない生徒でも、実物を見て、触るとスッと納得できる様子をたくさん見てきて、実に良いお買い物だったと思っています。

透明プラスチックの立方体とボール紙の様々な切断面の図形がセットになっています。(写真①) ロゴが「学研」なのが古さの証明。(今は「Gakken」)
箱の立方体だけでも、立体を最初に習う小学4年生は、手にもって、平行や垂直、対応などを調べるのに使っています。

しかし、使っているうちに、ちょっと不便を感じるようになったのです。
まず、図形が各1枚しか付いていない…💦 工作好き?な私は、ボール紙を切って、足して使うようになりました。
中学生のハイレベルの問題では、もっと複雑な切断問題が出ます。切断面の形や体積も求めます。そして、ボール紙を何枚も使うと、全体が見づらい💦
で、ある日閃いて、東急ハンズで色付きの透明塩ビ板を買ってきて、図形を切ってみました。超見やすい!!向こう側まで透けて見えるってこんなに快適!
中学入試の最難レベルの切断もばっちり「見て分かる」形に…(写真②オレンジの正六角形)
また、三平方の定理の応用で、一番曲者の正四面体も一目瞭然!!(写真③黄色の正四面体…よく間違える高さ問題、立方体に内接する問題も見て納得)
遂には、高校数学Ⅰ(図形と計量の単元)用のも作ってみました。(写真④緑色の立方体に内接する正八面体)

なんか、美しくて、楽しいな~と思うのは自己満足ですが、最初びっくりしてマジ~っと見ている生徒は、確かに何かをつかんでいる感じです。
小学生で使ったのを、中学生になってから「ほら、これ覚えてる?」と出すと、引きつっていた顔が笑顔になったりもします。
女子は、図形が苦手な人が多いと言われているけれど、実物を見て、納得した経験があると、苦手意識が少しは和らいでいるのを実感します。
問題の見取り図を見ても、頭に立体のイメージを描けるようになると、切断面を平面図に落とし込んで描けるようになっています。

何でこういう教材作らないんだろう?





神戸市灘区(六甲と六甲道の間)で、小学4年~高校3年の女子対象に個別指導を41年続けている
ATHENE(アテネ)の塾長 櫻井久仁子