小学生の算数の苦手を見ていると、中高生の苦手につながるポイントが実によくわかります。計算、図形と書いてきましたが、そのどちらでもない、けれど、ある意味両方に関係する…ともいえるのがグラフの読み取りです。
中学・高校の関数につながる「変わり方調べ」とか「比例・反比例」ではなく、今回お話しするのは、もっとシンプルな「棒グラフ・折れ線グラフ」などの読み取りに関してです。
何がまずいかと言うと、ズバリ、縦軸・横軸の意味をちゃんと読まない&各軸の単位と目盛を確認しない…という生徒が結構見受けられることです。そういった子は、グラフを目にしただけで「ああ、面倒くさい!嫌い!」と思って注意深く見ていないのです。
(算数だけではなく、国語の読解力とも関係があるようですね。)
「そんなに大切?ほんの一単元じゃない。大袈裟な…」と思いますか?とんでもない、この分野を雑に扱う子は、確実に理科・社会の成績も振るいません。
理科の実験データ、社会(特に地理)の統計データ(と、地図の読み取り)…苦手・嫌いのかなりの原因が、ここから発生していると私は思っています。
先ずは「縦軸・横軸は何を表しているか」と「それぞれの単位と目盛」の確認…これだけです。簡単でしょう?(でも、簡単だからこそ、見逃されがちなので、思い当たる方は、一度きちんと確認してみてはいかがでしょうか?)
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