今年度、ようやく学校も、警戒モードから、出来る限り平常に戻そう…としています。
けれども、生徒たちが、いったん崩れた学習ペースを元に戻すのは大変なことです。また、今後への不安が完全に無いとは言えない方もいらっしゃるでしょう。
ところで、アテネの生徒を見ていると、実は、ほぼ影響を受けなかった生徒もいるのです。そういう生徒は、他の人とどう違うのか…?と、よ~く見てみると、彼女たちは(小学生~高校生)年齢なりの「しっかりした自習力が養えている」のです。
たとえ、休校中に自分で課題を仕上げないといけなくなっても、リモート授業でイマイチ分かり難かったりしても、なんとか乗り越えていました。(もちろん、平常時よりも生徒本人はしんどかったとは思います。)
自習力を養うには、
- 必要なことは自分でする習慣をつけること
- 自習を助けてくれる適切な教材を家に備えること
- 教科ごとの効率的な取り組み方を知ること
などが、ポイントです。(2.3.に関しては、アドバイスを受けることも重要!)
また、小学生~中学生は、保護者の方からの自立プロセスも大切な課題です。
自習力のある生徒は、個別指導の受け方がとても上手で、学習効果も大きいのです。
なので、アテネでは、出来る限り自習に関しても「これこれは自分で~~~というようにやって来てね。」というように、家庭学習(及び学校の授業)との関連付けを忘れないようにしています。これが、生徒の学力と自習力の向上につながります。
自習がうまくできない生徒…「だって授業が分からないから…」と言って放置していたり、(自分の勉強なのに)お母さんやお父さんにいつまでも甘えていたり…という生徒は、コロナ生活の影響で、大なり小なりグダグダになっているところがあるように思えました。
ちなみに、大学生になってからは、自習力の無さは致命的になります。
せっかく合格した志望大学のはずなのに、多い学部では10%以上、保護者世代で「楽勝」の印象のある学部でも、5%を超える留年率(20人に1人以上!)が報告されています。
小学校~高校の間、塾(予備校・家庭教師)に通うことで満足していたり、依存し過ぎたりしていたのも原因の一つではないのかと、私は思っています。
自習力は一生の財産! ぜひ身に付けてくださいね。
神戸市灘区(六甲と六甲道の間)で、小学4年~高校3年の女子対象に個別指導を37年続けている
ATHENE(アテネ)の塾長 櫻井久仁子