写真の本、表紙だけでもセンセーショナルですよね。「子供のデジタル脳完全回復プログラム」(ヴィクトリア・L・ダンクリー著飛鳥新社)
表表紙にはこうあります…
学力IQ 30年前より「3歳分」落ちている
社会スキル 発達障害は「10倍以上」も増加
集中力 集中時間が「金魚」と同じレベル
前頭葉 機能低下で「暴力的・キレる・無気力」に
そして、裏表紙には…
男の子はゲーム
女の子はSNS
が本当に危険!
デジタル機器は「ドラッグ」そのもの。
「ちょっとの使用」でも、すぐに中毒状態に。
デジタルデトックスで、子供の未来が大きく変わる!
最近、え~っ?!と思うことが多くなったので、確かに気になる本でした。
心配な子どもたちの状況は、本当に顕著だと思うからです。(スマホを触る時間があまり多くない生徒と、長く時間を取られている生徒では、学習の状況がとても異なっています。)
但し、この本、あまりお勧めはしません。だって、読みにくいし、結局どうしろっての?と思われるかも知れないからです。
以前ご紹介した新書「スマホ脳」のアンデシュ・ハンセン氏と同じように、著者は精神科医なのですが、こちらは値段も倍…延々と、外堀を埋めるような記述ばっかり…正直読んでいてしんどい!
まあ、結局「どうにかして、子供がデジタルスクリーンから引きはがせ」ってことなんですが、家ではスマホは親に預ける…ということが、意外に難しいケースが多いようで…子供が抵抗する、密かに逆らう、大人の方もデジタル漬けで強く言えない…等々。
けれど、電磁波やスクリーンの光が健康に与える悪影響と、そこで奪われる時間の貴重さは、大人より子供にとって深刻なのは、言うまでもありません。
GWがお休みの方ばかりではないでしょけれど、家族でスマホ封印生活(連絡事項の確認は一日に1,2回で十分なはず)を試してみてはどうかと、切に思います。 ちょうど気候の良い時期でもあります。遠出は無理でも、ご近所の散歩も悪くないですよ。
神戸市灘区(六甲と六甲道の間)で、小学4年~高校3年の女子対象に個別指導を40年続けている
ATHENE(アテネ)の塾長 櫻井久仁子
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