小学生の学習内容がどんどん増えています。
英語だけが注目を集めているようですが、密かに増えている算数が大問題!
具体的に上げると、3つあります。
- 比例と反比例・・・中1年の比例・反比例に直結するだけではなく、その先、一次関数、二次関数、さらには、高校数学の関数分野がつながっています。 (さらに、高校の数列につながる問題もあり!
- 並べ方と組合せ方・・・中学での確率(最初に順列・組合せ)はもちろん、かつては高校の数Aの場合の数で扱っていた内容まで少し含まれています。
- データの調べ方・・・かつての中学の資料の活用の内容がほぼそのまま降りてきています。そして、中学数学には高校数学で扱っていた四分位範囲や箱ひげ図がすべて降りて来ていて、既に公立高校の入試に出題されました。
私は、新しい内容を小学生に教える時、必ず「これは今までは中学(高校)でやっていたんだよ。」とか、「ここの内容は、中学の〇〇でまた続きを習うから、今からしっかりやっておこうね。」と予告しています。 生徒は「あ、新しい内容なんだ」「難しいかな?」と期待と不安「中学生のすることができた!」というちょっと誇らしさ…などが混じった表情を見せてくれます。 必要なのは「先でまた必要だから、覚えておこう」と思ってもらうこと。そして「〇〇は難しい、イヤだ」と決して思わせないことだと考えています。
次回から、3回に分けて、小学生の新算数指導について、それぞれ、少し詳しく書こうと思っています。
神戸市灘区(六甲と六甲道の間)で、小学4年~高校3年の女子対象に個別指導を40年続けている
ATHENE(アテネ)の塾長 櫻井久仁子
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